五十肩と旅行記少々

11月下旬、子供の大学サークルの定期演奏会があり、神戸に行って来ました。

大学生活を謳歌する子供の姿を見て、ホッと胸を撫で下ろしました。



さて、遡ることその数日前。

明け方4時、刺すような右肩の痛みで目が覚めました。


え、何これ。


痛くて右手が挙がらない。食べる時は左手を使い、服を着替える時は、もう苦痛。


整形外科で「四十肩ですね」。


いやいや五十肩でした。

家で四十肩と五十肩の違いをググると患者の年齢によるとのこと。

私よりお若い先生は私に気を遣ってくださったのか‥

じゃ、すぐに笑ってツッコまなくちゃいけなかったか‥


訳のわからない後悔をしつつ、湿布と痛み止め、胃薬を手放せない生活が始まりました。



そして、神戸に行く日。

前日より痛みが酷く、スーツケースを左手で転がしながら空港へ。

問題は保安検査場で起きました。


「ブーツも脱いでくださいね」


コートを脱ぐだけでも一苦労なのに、スポンと履けて良いね、と思って履いたファスナーの無いサイドゴアブーツが、脱げない。


痛みに顔をしかめてノロノロ。ヨロヨロ。

脱げたブーツは軽やかに、飛ぶ。


こうして着いた神戸。

子供の部屋に5日間ほど滞在し、痛みに耐えながら何とか、料理の作り置きやら簡単な掃除をして来ました。

もちろん観光も。

電車に乗って有馬温泉に紅葉を見に行きました。(写真を載せました)

お天気にも恵まれて紅葉は綺麗でしたが、温泉には浸かりませんでした。


‥靴を脱ぐのか嫌だったから。


湯治もしていないのに、有馬温泉に行った日を境に五十肩は回復し始めて、帰途の保安検査場では無事にブーツを脱ぐことが出来ました。


今はピアノも弾けるようになりました。