生まれたての曲

毎年発表会を開催している紡ぐ音の会メンバーの先生からのお誘いで、生徒さんが演奏会に出演しました。


『越の風 vol.13』。新潟にゆかりのある作曲家を中心に、現代の作曲家の作品を聴くことができる演奏会です。今回は全てが初演の曲で、前半は"子どもたちへ"と称し、若い人たちが演奏するための作品が並びました。

生徒さんが弾いた作品もそのひとつです。


何が特別かと言えば、生まれたての、今の時代の曲を演奏できること、作曲した先生にレッスンをしていただける機会があるということ。

バッハやベートーヴェン、モーツァルト、ショパン‥作曲した御本人に話を聞く機会はあの世に行かない限り無理ですが、今回は直接お話をし、演奏にアドバイスをいただきました。

これは生徒さん、そして私にも貴重な経験です。


レッスン後、私はちゃっかり作曲家の後藤丹先生にサインまでいただいてます。笑


そして演奏会。


生徒さんは、穏やかでユーモアもある、透明感のある素敵な曲たちを、生き生きと弾き切っていました。

演奏した生徒さんの今、作曲した先生の今を切り取った、かけがえのない時間を楽しんだ演奏会でした。


作曲家の後藤丹先生、今回お声掛けくださり、『越の風』の事務局で作曲家でもある小林(冨岡)淳子先生、演奏した生徒さんに心より賛辞を送ります。